« 2011年3月 | トップページ | 2013年7月 »

一般人の目には見えない医療崩壊

まあ、医療事故調についての論議が打ち切られて 法制化されるようなのだが・・・・

結局のところ 萎縮医療がこれで改善するのか つまり現場がこれみてどう考えるか・・・が問題なのだろう。

ハイリスク系の医師達の数の減少・・・たしかにこれは目に見える。でも目に見えない萎縮もあるのではないだろうか。

最近 やたらに学会で「患者の希望で手術しませんでした」とか「患者の希望で化学療法はやりませんでした」という話が増えてきたように思う。

 これは、一見 患者の権利尊重にみえるが、実際は医師の説明次第な部分もあると思う。 厳しい手術や化学療法をやらないことで、厳しい労働や事故のリスクから解放されるのは実は医師の方なのだ。もちろん悪意があってそれを選ばせない医師はいないだろう。でも、心のどこかで萎縮があれば説明も変わってくる。

しかし・・・しかしだ、 頑張って厳しい手術をしたところで、それが外科医の自己満足に過ぎない・・・という話もある。 だから積極的医療が必ずしもよいことではないともいえる。

このあたりで自分がなにいってんだか わからなくなってくるのだが・・・

とにかく、虚心坦懐にデータを示して患者さんには説明したい。萎縮も無謀もいけない。
しかるに、この医療事故調案で 萎縮の気持ちはなくなるだろうか・・・

答えはNoだろう。どんなに論議しても、現場がNoならNoなのだ。そしてその萎縮は一般人の目には見えないだろう。

残念なことだ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

はなはだ よろしくない岐阜新聞 産経新聞の記事

先日の岐阜新聞の一面中央にに 予期せぬ患者死亡事例 全病院届け出義務 厚労省 法改正へ・・・と いう記事が掲載されていた。医療事故調査制度の話であるが・・・その件はともかく、最後に目を疑う記載があった。

「厚労省は2008年に「医療事故調査委員会」創設に向けた法案大綱案を公表したが、悪質な事例は警察に通報するとしたことが医療界のつよい反発を招き頓挫した」

おひ!!!!!!! いったいどこの医療団体がそんなことをいったかよ!!!!

故意の事例 あるいは 隠蔽 改竄についての警察通報について異論を唱えた医療団体があったかよ???

厚労省のお役人が このような内容で記者に話したか、あるいは記者の理解がこうであったか・・・岐阜新聞は地方紙で、全国ニュースは共同通信から配信をうけている場合も多いが・・・産経新聞にも同様な記載があった

「悪質な事例は警察に通報するとしたことが医療界のつよい反発を招き」

といえば、事故調査委員会の基本たるWHO提言についての理解が足りなかったと思われる立案者たるお役人は自分は悪くなかったことになる。医師悪者像を増幅し、記事としては売れる。お役人とマスコミの利害は一致しているようにみえる。しかし、このように患者と医療の対立をあおる事が医療崩壊の一因となったとおもわれるのではなはだよろしくない。

いったい どうなってんだ????

いろいろと勘ぐってしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

待機重症認知症老人ゼロってのにも取り組んでもらいたい

ふーん、女性の社会進出を促すために待機児童ゼロか・・・。

 この仕事してると、待機重症認知症老人ゼロってのにも取り組んでもらいたいと思ったりもする。病気だとわかっていても家庭の一般のハウスキーパーには耐えられない場合もある。

 暴言がひどい例だと 心も荒んでくると思う。そうなってしまったら やはり施設しかないと思う。そういった場合のケアを職業とするものに集約して任せていただいた方が、本人にもよいと思えるし、社会全体の効率化にもつながる。

 そしてハウスキーパー達を家庭から解放して、社会進出もさることながら、外で消費していただくってのも、なかなかの成長戦略だと思えるのだが・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2011年3月 | トップページ | 2013年7月 »