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医学生よ、研修医よ、地域医療をなめるな

前回の「地域医療への処方箋」に対して

某所でコメントをいただいた。

進路について自分の希望がかなえられなければ無医村にでも行こうかと考えている医学生がいるとのこと。

あるいは、もうすぐ、都会の病院で医師があふれるから、自然に地域にはじき飛ばされてくるだろうという意見も聞く。

私は申しあげたい。

「無医村をなめるな!!」

と!!!。

無医村赴任の医師にはそれこそ適性が必要だ。

 地域だから、僻地だから 医療が出来なくていいだろうという、間違えた考えは厚生労働省から持っていると思われる。

それが証拠に、くだんの開業要件騒ぎの時に、僻地で開業する場合はその限りに有らずという文言がみられた。

地域医療の経験がなく、専門ばかりやってきた人が地域で開業するのは大変に危険で迷惑で、地域の人々を馬鹿にした話だ。

また、都会から弾き飛ばされた医師で足りるだろうという考えも同様だ!!

地域だから、低いレベルの医療でよいと考える人は医師失格だ。

設備がないからこそ、明晰な頭脳と診察力と そして直感にも近いものも用いながら、都会と同じレベルの医療を提供しようと頑張らなければ、本当に奈落の底に落ちていってしまう。

その直感について、亡き父は 
「医師としての真の直感は、修練と責任感に宿る・・・」と死の前日に私に言った。

確かにそうだと感じる。

修練と責任感に裏打ちされた品格こそが、地域医療に必要であり、またそれは大病院のリーダーとしても相応しいものだ。

15年-20年後、今の研修制度の中の研修医達に対して、地域医療経験を都道府県立病院副院長以上の要件にするという先の私の案はそういった積極的意味合いもある。

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